下町ロケット

2012.01.23 Monday

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    年末から年明けにかけて
    おそろしい仕事の波が押し寄せ
    なぜ師走にそれを.........?!
    なぜお正月にそれが......?!
    という私の疑問に誰も答えてくれることはなく
    かくして通年の50倍ほど忙しかった1月が
    やっと終わりに近づいています


    やや、記憶が飛んでおります


    本も読めん!!
    とぶんぶん怒っても仕方ありません
    今から読めばいい!
    と勢いついて本を開いたら
    あと一週間ほどで春夏のデリバリーが始まることに気付きました.....合掌



    ニュースでも話題になっている今年の芥川賞・直木賞ですが
    そんなこんなで私はちょっと世の中から遅れているようなので
    開き直ってとりあえず、第145回直木賞から取り組むことに





    一気読みでした
    満腹です


    この作者の池井戸潤氏の小説は何作か読んだことがありますが
    元銀行マンらしく、銀行の内部事情がかなり細かく描かれるのが特徴
    しかも、私の予測ですが、きっと融資・稟議担当に違いない
    やたら融資のあれこれが出てくるし、貸す側借りる側の心情の機微たるや
    経験していなくてはわからないような雰囲気です

    まず、設定が突飛で非現実的
    下町の工場と高性能ロケットエンジン
    最先端技術の研究者が町工場のおやっさんになる
    下町の工場のイメージと10億刻みでの予算組み

    こういった、人物や背景など、文章を読んで瞼に浮かぶ絵と
    実際の事象の動きに、ものすごいギャップがあるわけです
    それが、面白い

    おそらく、みんな「うそだ〜」「単にラッキーなだけじゃん」
    「こんなことあるわけないよ」
    と思いつつ読むだろう
    と、作者は見込んでいると思いました
    いや、絶対に見込んで書いている
    ストーリーも、どんでん返しがあるわけでもなく
    わりと予定調和に進んでいき、結末を迎えます

    でも、そこにある種の”熱さ”を感じてしまうと
    これ、うっかり最後の章で涙がにじんでしまうのです

    私もうっかり感動&涙組です
    しかも、ロケットって夢があるなぁ.....なんて
    生まれて30年以上、まるで興味がなかった感慨までオマケつき

    作者の、”予定調和設定” にやられました
    悔しい〜でも上手い〜


    ちょっと遅いですが
    まだ読んでいない方はぜひ