Thom Yorke : Radiohead & Trading Solo

2010.08.11 Wednesday

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    ずいぶん前から手元にあったのですが
    なかなか読み出せず
    やっと手を出したら意外と早く読み終わってしまいました

    Trevor Bakerによるトム・ヨーク伝





    子供時代からのエピソード
    音楽に触れ、成長していく過程
    バンドがスターダムに昇りつめてからの
    苦悩と忍耐.....
    などなど、バイオグラフィー盛りだくさん
    知らない裏話もたくさんあって
    CDとDVDを全部聴き直したくなりました

    トムが政治活動に身を乗り出したあたりは
    ちょっと読んでいて辛かった
    できることとできないこと、行動とその結果が
    あまりにもリアルで、哀しい
    ただ、U2のボノの活動姿勢があまり好きでない私は
    まだトムのほうが共感できますが


    しかし一番印象に残ったのは
    イギリスの階級意識に関する部分
    パブリックスクールのあり方への不満
    ミドルクラスであることのジレンマ、などなど

    イギリス人とけっこう深いところまで話すと必ず思うことは
    イギリスの階級意識は、ある種とてもグロテスクであるということ
    制度でなく意識レベルであるが故に
    曖昧で、ボーダーラインも不明確
    それなのに、時として制度よりも辛辣で残酷

    ブリティッシュロックを聴き込み始めた10代後半
    town, country, suburbという言葉が
    想像と違う意味で歌詞の中に配置されていることに
    いつも不思議な感覚がありました
    その背景には、まさにこの階級意識が根付いているのです

    トムとその周囲にも同じ環境があったこと
    それが音やパフォーマンスに及ぼす影響は大きかったこと
    きちんと書かれていて、興味深く読みました

    なかなか深い
    そして暗い


    しかし

    しかーし


    何よりもびっくりしたのは!


    原書でも読みたいなと思ってチェックしたら





    装釘が断然カッコイイんですけど!


    なぜこっちのままにしなかったの.....
    なぜこの写真じゃないの.....
    なぜサブタイトル付けちゃったの.....
    なぜ....

    疑問もくもくです


    Kid AやAmnesiacでは昼寝あるいは幽体離脱してしまいそうなので
    The Bendsを聴きながら仕事することにします